小学校低学年の時の話。

幼馴染のAちゃんとよく遊んでいた。

ある日いつものように

近くの神社で遊んでいると

Aちゃんが突然、

内緒なんだけど、○ちゃん

(私)だけにいうね。

うち、引っ越すことになったから

学校ももう行けないし、

○ちゃんとも 遊べないんだって。

××市のオジサンが持ってる家に暮らすの。

オジサンお金持ちだから

綺麗なお家がいっぱいあってね。

お姫様ドレスもいっぱいあるから

毎日違うのを着れるの。

ケーキもお菓子も好きなだけ

食べていいんだよ。

でも○ちゃんは行けないんだって。

おとうさんが誰にも言っちゃダメって

言ってたから、絶対言わないでね

と、だいたい

こんな感じのことを言った。

Aちゃんと離れてしまう寂しさよりも、

私は嫉妬でいっぱいだったと思う。

ドレスとかケーキとか、

綺麗なおうちとか。

うちは貧乏ではなかったけど

そんなお姫さまな生活は

おとぎ話の世界だったから。

のけ者にされたのも悔しかった。

 

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